eコラム「北斗七星」
- 2015.12.09
- 情勢/社会
公明新聞:2015年12月9日(水)付
空気が乾燥し、暖房器具をよく使う冬は火災が起きやすい。6日付の本紙6面で紹介した家庭での防火策にも多くの反響を頂いた。出火原因の上位を占める、こんろ、たばこ、ストーブの扱いなど十分に気を付けたい◆本欄では、もう一つの注意点である消火器の点検を挙げたい。使われないまま使用期限(耐用年数)を過ぎたり、過ぎていなくても軒下や水回りなど湿気の多い場所に置かれて腐食が進んだ消火器は、いざというときに機能しなかったり、破裂するなど思わぬ事故の原因となる。このため定期的な点検が欠かせない◆点検ポイントは「本体容器などに腐食や著しい傷がないか」「操作レバーが変形していないか」「ホースにひび割れはないか」「安全栓は確実に装着されているか」「ラベルに表示されている使用期限を過ぎていないか」。一つでも該当する消火器は絶対に使用しないこと◆処分したい消火器は自治体のごみ回収には出せない。回収・リサイクルは(1)販売代理店の特定窓口に回収を依頼もしくは持ち込む(2)日本消火器工業会の指定引取場所に持ち込む(3)日本郵便のゆうパック(消火器回収の専用箱)で回収を依頼する―の3方法で行っている◆(1)(2)の最寄りの窓口・詳細は消火器リサイクル推進センター(電話:03-5829-6773)まで。(翼)