eコラム「北斗七星」
- 2015.12.22
- 情勢/社会
公明新聞:2015年12月22日(火)付
1885年(明治18年)のきょう12月22日、それまでの太政官制度に代わり、日本に内閣制度が創設された。初代の内閣総理大臣は伊藤博文。以来、130年間に62人の首相が96の内閣を担ってきた◆この間、大日本帝国憲法の時代も含めて衆院総選挙は47回行われた。一方、現行の日本国憲法で設置された参院の通常選挙は23回実施され、来年夏の選挙で24回を数える◆衆院選は政権選択が最大の争点になる。これに対して参院選は、政権選択に直接結び付くことはない。しかし、その結果が政局に与える影響は大きい。次の衆院選の行方をはじめ、その後の政治の流れを決定づける重要な意味合いを持つことが少なくないからだ◆例えば、1998年の参院選では与党・自民党が敗北し、翌年7月の公明党への政権参加要請につながった。2007年は野党・民主党が参院で第一党になり、09年衆院選で政権が交代。翌10年の参院選では与党・民主党が大敗し、12年衆院選で自公両党が政権を奪還した◆来夏の参院選について山口代表は「日本の政治を安定させ、政治課題を解決に導くためにも、公明党は断じて勝たなければならない」と訴えている。かつての混迷・停滞の政治に時計の針を戻すことは許されない。日本の針路を決する戦いに勝利したい。(幸)