eコラム「北斗七星」

  • 2016.01.25
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年1月25日(月)付



寒波はいただけないが冬の夜空は美しい。またたく星たちが宇宙の存在をあらためて教えてくれる。「人類は小さな球の上で/眠り起きそして働き/ときどき火星に仲間を欲しがったりする」◆有名な『二十億光年の孤独』(谷川俊太郎)の冒頭が浮かぶ。その谷川さんが「食うために書いた詩の一つなんです」と言うアニメ主題歌がある。『鉄腕アトム』。原作者は手塚治虫◆『遠みち近みち』(日経新聞)で知った。「空をこえてラララ星のかなた」のメロディーは子どものころの懐かしい思い出。同じ思いの方もおられるだろう◆昨年この鉄腕アトムの勇姿を久しぶりに見た。ラグビー日本代表の応援キャラクターだった。「必要なのはアトムのような勇気だ」(ジョーンズ・ヘッドコーチ)と、起用されたという◆『勝負の裏側』(東京新聞)にあった。漫画に気持ちを重ねるのは「安易と言われるかもしれないが、選手は南アフリカ戦の土壇場でトライに挑んだ」。その結果は世界中が驚いた逆転勝利に◆公明党のイメージキャラクターは米粒姿の『コメ助』。「米を『霊穀』と書いて『チカラ』と呼んだのも、米のめしを食べると、からだのすみずみまで力がみなぎると信じていたから」(和食ことわざ事典)。公明党の闘いで日本中に力をみなぎらせたい。(六)

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