e公明ロボのなっとく!ゼミ/VOICE ACTION
- 2016.02.08
- 情勢/社会
公明新聞:2016年2月7日(日)付
答える人
党青年委員会・青年局長(衆院議員)
樋口 尚也さん
「あったら、いイネ。みんなの声を聴かせてネ!」―。若者の声を政治に届けようと、公明党青年委員会による全国規模のアンケート「VOICE ACTION」(VA)が始まりました。取り組みの狙いやポイントについて、樋口尚也青年局長(衆院議員)に聞きました。
若者 どんな運動?
樋口 党青年委員会が昨年秋に行った7000人超の青年政治意識調査から、五つの代表的な政策案を選び、その中から実現してほしい内容を一つ選んでもらい、回答結果を夏の参院選の重点政策に反映させる運動がVAです。
意識調査では、公明党に最も期待していたのは「小さな声を聴く力」でした。そこで、VAのチラシ(フライヤー)の表面には、手書きで意見を書き込めるようになっています。政策を選んでもらい、声を寄せてもらう。もっと言いたい人は、専用ウェブサイトで。これまでの政策発信型とは異なり、頂いた多くの声を政策に練り上げていく手法に挑戦します。
若者 何で公明党は青年政策に一生懸命なの?
樋口 少子社会は若者の意見が政治に反映されにくいと言われています。
しかし、若い人が夢や希望を実現し、活躍することが、日本の将来をつくる道に直結します。だから、若い皆さんに積極的に光を当てて、応援していく。これが公明党の考え方です。
ロボ どうすればVAに参加できるの?
樋口 これから青年委員会の議員や党員を中心に、街頭などで運動を展開していきます。全国の津々浦々で、いろんな声を聞かせてください。ウェブサイトでも結構です。若い人の声で日本の政治や仕組みを変える大きなプロジェクトにしていきます。
若者 まずは時給を上げてほしい。
樋口 これまでも雇用や収入に関する切実な声を聞いてきました。意識調査でも、「将来に不安を感じることは」との問いに、「収入が不安定」という意見が断トツでした。そこで掲げた政策が、「非正規雇用の待遇改善や最低賃金1000円(時給)の推進」です。「無料で使える公衆無線LANの充実」も、スマホのパケット代が家計を圧迫していることを踏まえたものです。
ロボ 結婚や、出産・育児支援もあるね。
樋口 「将来に希望を感じることは」と聞いたところ、「家族がいること」が最も多い答えでした。「収入の安定」よりも多かったことに、少し驚きました。そのため、「不妊治療の公費助成や幼児教育の無償化」「婚活や新婚世帯の支援」に重点を置いています。
意識調査の結果では、理想とする子どもの人数が平均2.2人でした。しかし、不妊治療は高額で、教育費についても子どもが多いほど負担が増します。結婚したくても出会いの場がないと悩む声も多かったです。
若者 「月曜午前半休の促進」って、ウケる。
樋口 これまでの慣例を変える大事な政策です。日本は「世界一、有給休暇に無関心」という調査結果もあり、有給休暇の消化は半分に満たない現状です。働き方改革が叫ばれる一方、休み方の改革も大事な視点です。
ロボ 街頭での反応は?
樋口 ある県では、2時間で500人を超える声を集めました。取り組みやすい上、「この政策なら推したい」「ぜひ協力したい」などと若い人ほど好評で、大きく共感を広げることができたそうです。
5月の大型連休まで皆さんの声を聞き、全力で期待に応えていく決意です。