e参院の予算審議 充実を
- 2016.03.02
- 情勢/社会
公明新聞:2016年3月2日(水)付
早期成立、執行が景気対策
記者会見で山口代表
公明党の山口那津男代表は1日午前、国会内で記者会見し、きょう2日から始まる2016年度予算案の参院審議について、「補正予算の執行と来年度予算の早期成立、執行を連続的に行っていくことが何よりの景気対策だ。参院で充実した議論を行って早期成立を期していくことに政府・与党は力を集中させるべきだ」と強調した。
山口代表は、先行き不透明な世界経済について、先日のG20(20カ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議で「下方リスクと脆弱性が高まっている」との認識で一致した点に触れ、「世界経済の動向を注視しながら、政府・与党で結束して対応したい」と力説した。
一方、衆院選挙制度改革については、「公明党の考え方は先月22日に大島理森衆院議長に報告した通りだ。議長のリーダーシップの下で議論が進むと思うので、それに委ねたい」と強調。
さらに、15年の簡易国勢調査の結果、参院選挙区の「1票の格差」が最大で3倍を超えたことには、「3倍を超える状況は容認できない。新しい国勢調査の結果も参考にしながら、抜本改革へ向けて議論を進める必要がある」と述べた。