e東日本大震災5年

  • 2016.03.14
  • 情勢/社会
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公明新聞:2016年3月12日(土)付



家族よ友よ安らかに
被災地を包む鎮魂と追悼の祈り



穏やかな海から、厳かに朝日が昇った―。東日本大震災から5年を刻んだ11日、被災地は早朝から鎮魂と追悼の祈りに包まれた。

あの日、牙をむいた海は、多くの掛け替えのない命を奪い去った。児童・教職員84人が亡くなった宮城県石巻市の大川小学校では、父や母、祖父母らが、心の中の子どもたちに語り掛ける。「もう一度、会いたいよ」「そばに居られなくて、ごめんね」

家族よ、友よ、安らかに―。同県南三陸町の浜辺には、鎮魂の祈りと復興への誓いを込めてサックスを奏でる若者の姿があった。

福島県内7会場で開催された「キャンドルナイト」では、「元気で明るい福島に」などの市民のメッセージを記したキャンドルホルダーのろうそくに火が灯された。参加者たちは、亡き人を悼み、「希望のあかり」に願いを託した。

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