e公明党「世界に誇れる"うつくしま"復興・創生」宣言

  • 2016.03.14
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年3月13日(日)付



福島復興加速化本部
希望あふれる福島を構築



2011年3月11日、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で、私たちの郷土・福島は、前代未聞の甚大な被害を被り、3800人を超す尊い人命が奪われ、いまだ関連死は続いている。

あれから5年――。復興の歩みは見られるものの今なお、県内外に約9万7000人の県民が避難生活を余儀なくされており、風評被害は払拭されておらず、福島再生の前途に大きく立ちはだかっている。

次の5年、すなわち「復興・創生期間」という新しいステージにおける政策展開の眼目は何か。言うまでもなくそれは、被災者支援をはじめ除染、廃炉から風評・風化対策、中間貯蔵施設、復興再生拠点などの整備はもちろん、震災直後に掲げた「心の復興」「人間の復興」への歩みをいや増し、加速させることに尽きると確信する。

思えば発災いらいの日々、公明党は徹底して被災者と県民に寄り添い、また、全国に広がる議員、党員のネットワークを最大限に生かして現場の声を政治に届け、福島再生の道を一歩一歩切り開いてきた。

いよいよこれからが復興の正念場、すべてにわたって希望ある再生、そして新生の"かたち"が強く求められる。2020年復興五輪をめざし、知恵と勇気と忍耐と、そして情熱と真心をもって、新ステージへ公明党が一丸となって船出しようではないか。その決意と覚悟を込めて、ここに公明党「世界に誇れる"うつくしま"復興・創生」宣言を発表し、世界に冠たる新生・福島の構築に向けての勇躍の一歩を踏み出すことを宣言する。

1 世界に誇れる健康長寿の"福島"をめざします!

「ふくしま国際医療科学センター」を核に放射線医療の研究・開発、最先端医療体制の充実による健康寿命の増進。18歳以下医療費無料化継続、日常生活の運動を推進。

2 世界に誇れる子育てしやすい"福島"をめざします!

県民希望出生率2.16実現に向け、総合的な不妊治療の充実、保育サービスや「福島版ネウボラ」の整備、幼児教育無償化、体力・学力向上などの子育て環境を整備。

3 世界に誇れる女性・若者が活躍する"福島"をめざします!

あらゆる分野に女性の視点を生かす「福島県女性いきいき推進会議」の設置をはじめ、イクメン、イクボスの普及。女性と若者が活躍する雇用環境づくりを推進。

4 世界に誇れる再生可能エネルギー先駆けの"福島"をめざします!

県内の原発全基廃炉。2040年再エネ100%をめざし、研究・開発体制の確立やスマートコミュニティの導入、水素社会の実現、再エネ型蓄電システムを構築。

5 世界に誇れる新産業拠点"福島"の創造をめざします!

ロボットを中核とするイノベーション・コースト構想の実現。医療、航空宇宙産業の集積と地元企業との連携で雇用を創出。NPO・企業・大学等のネットワーク力を強化。

6 世界に誇れる農林水産業の再生・振興の"福島"をめざします!

放射能検査体制の強化で安全・安心な県産品のブランド化を進め、国内外に情報発信し風評払拭。里山の再生、漁業の本格操業、福島大学に農学部の設置を推進。

7 世界に誇れる観光立県"福島"をめざします!

福島空港を東北の玄関とするインバウンドの総合戦略の策定、無線LANや外国語表示等の設置。教育旅行の誘致、アーカイブ設置やスポーツ・文化施設を充実。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ