e出所者らの就農を支援
- 2016.03.16
- 情勢/社会
公明新聞:2016年3月16日(水)付
再犯防止策の充実訴え
参院予算委で矢倉氏
15日の参院予算委員会で公明党の矢倉克夫氏は、刑務所出所者らの再犯防止策について質問した。
矢倉氏は、2月に党再犯防止対策強化プロジェクトチーム(PT)として視察した、茨城就業支援センター(茨城県ひたちなか市)が行う刑務所出所者への農業訓練事業を紹介。就農を通した自立・更生支援で政府の見解をただした。
同PTの視察に同行した佐藤英道農林水産大臣政務官(公明党)は、同センターの就農実績に触れ「出所者などの自立支援とともに、農業の担い手を確保する上でも重要な役割を果たしている」と述べた。
その上で、矢倉氏は、同様の施設が現在、全国に2カ所しかない点を指摘。
森山裕農水相は「意欲ある(刑務所)出所者らが就農できるよう、必要な支援を行いたい」と答弁した。
一方、矢倉氏は、再犯防止など社会的課題を解決するための予算に、ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)と呼ばれる官民連携の社会投資の仕組みを活用するよう求めた。