e北の挑発万全の態勢で
- 2016.03.23
- 情勢/社会
公明新聞:2016年3月23日(水)付
政府・与党が方針確認
予算成立一日も早く
政府と自民、公明の与党両党は22日昼、国会内で協議会を開き、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射などの挑発行為に対して、国民の平和な暮らしと生命を守るため、緊密に連携して万全の態勢で対応していくことを確認した。
席上、菅義偉官房長官は日本政府として万全の警戒態勢で臨むとともに、米韓両国と連携して北朝鮮に自制を求めていくと強調。公明党の井上義久幹事長は、北朝鮮の挑発行為が激しさを増していることも踏まえ、「状況を注視し、万全の態勢で政府・与党で連携して対応したい」と述べた。
参院での審議が終盤に入った2016年度予算案とその関連法案などについて、政府・与党は一日も早く成立させ、早期に執行するため緊張感を持って対応する方針も確認した。
また井上幹事長は、4月24日投票の衆院北海道5区の補欠選挙について、「決して楽観できない。参院選にも影響があるので全力を尽くしたい」と強調。参院選の選挙協力に関しても、「安定政権を確立していくことが大事だ。自公が過半数を取るため、気持ちよく協力できるような環境を整えたい」と述べた。
一方、来年4月の消費税率引き上げをめぐり、さまざまな意見が出ていることには、「経済は緩やかに回復しているという点は政府・与党で認識を共有して経済運営をしている。そこを踏まえて発言していくことが、国民から政府の経済政策に信頼を得るためにも大事だ。よく留意してほしい」と語った。