e日中改善の流れ強く

  • 2016.04.07
  • 情勢/国際
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公明新聞:2016年4月7日(木)付



政党交流、北問題で意見交換
山口代表と武大偉特別代表



公明党の山口那津男代表は6日、東京都新宿区の公明会館で中国の武大偉朝鮮半島問題特別代表の表敬を受け、日中関係改善や北朝鮮問題の解決へ向け意見を交わした。中国の程永華駐日大使が同席した。

山口代表は、改善の方向に向かいつつある日中関係を「より確実で強いものにする必要がある」と指摘し、政党や閣僚間で対話を積み重ねていく必要性を力説。「中国の平和的発展が日本や(アジア)地域、国際社会の利益になる」と強調し、経済や北朝鮮問題など共通の課題に対し「連携した取り組みが重要」と主張した。

武特別代表は「中国は日本との関係を非常に重視している」と強調。公明党が両国の協力関係構築へ、政治や経済、地域の安定など「多方面にわたり努力してきた」と謝意を伝え、「関係の改善、発展を引き続き共に推進していきたい」と呼び掛けた。

朝鮮半島の非核化に向けては、北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議を履行し、「誤った政策にプレッシャーをかける」とした上で、「最終的には対話を通じた問題の解決を図る」との考えを表明。北朝鮮問題をめぐる日本との緊密な協力は、「中日関係全体の改善にもつながる」と指摘した。

山口代表も、国連の制裁決議を「着実に実行していくことが必要」とし、「国際社会は中国がその役割を果たすよう望んでいる」と述べた。その上で、「最終的には対話による解決が重要」との考えを伝えた。

懇談には公明党の井上義久幹事長、北側一雄副代表、佐藤茂樹政務調査会長代理(衆院議員)、遠山清彦国際局長(同)が同席した。

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