e復旧急ピッチ 熊本県内
- 2016.04.21
- 情勢/解説
公明新聞:2016年4月21日(木)付
停電解消、在来線再開も
熊本地震で大打撃を受けた熊本県では、ライフラインや交通網の復旧が急ピッチで進んでいる。
県内の停電は、20日午後7時10分、崖崩れや道路の損壊などで被害を受けた箇所を除いて、復旧した。約10万5000戸で供給停止が続いた都市ガスは、同日中に9万8300戸まで減少する予定。水道は、いまだ約9万8400戸で断水が続いている。
スーパーは、県内の主要店舗の約8割で開店し、大手コンビニエンスストアは、全体の97%に当たる577店舗で営業。ガソリンスタンドは9割以上で営業中。
一方、運転を見合わせていた九州新幹線は20日の始発から、新水俣―鹿児島中央間で本数を減らし運転を再開。博多―新水俣間は再開のめどが立っていない。在来線は、運休が続くJR鹿児島線の熊本―八代間で、21日中に再開の可能性がある。
路面の陥没などで大きな被害を受けた九州自動車道は、植木―八代インターチェンジ間が通行止め。大分県内の大分自動車道も一部通行不能が続いている。