e熊本地震 被災者に寄り添う
- 2016.04.26
- 情勢/社会
公明新聞:2016年4月26日(火)付
公明議員手記
毎日市内を調査。被災農家の救済待ったなし
泉田栄一朗 熊本・菊池市議
今回の地震で自宅の瓦は落ち、壁が崩れ、現在はブルーシートを張って生活しています。
16日の本震で震度6強を計測した菊池市では全壊・半壊が19棟。壁にひびが入ったため、自宅での生活が怖く、避難所生活を余儀なくされている住民もたくさんいます。今後、借り上げ住宅などの確保も必要です。
震災後は毎日、被災現場を調査してきました。被災家屋、道路の亀裂などを見つけては写真を撮り、市に伝え続けています。
市民生活への支援はもちろんですが、基幹産業である農業への支援も待ったなしです。震災の影響で牛舎が壊れ、牛が下敷きになった農家もあります。これから田植え時期を迎える田んぼの用水路にも亀裂が入っています。国、県には被災者に対応した救済策をお願いしたい。今後も公明党の県議、国会議員と連携を取り、支援に全力を挙げます。
市民の多くが心に傷。対策充実に全力挙げる
城 典臣 熊本・菊池市議
16日に発生した本震は、市民を恐怖のどん底へと突き落としました。あの瞬間を思い出すだけで震えが止まらなくなります。
菊池市の山間部は地震による影響で、ほとんどの道路が寸断。市道などに車の大きさほどの岩が無数に崩れ落ちていました。私は、地震発生時から避難所を回り被災者の激励に奔走。また、市民が安心して生活を送れるよう、市災害対策本部と連携を取りながら救援物資の供給体制の確認や、被害状況の情報共有に取り組みました。
被災者の多くは、地震が起きた当時を忘れられず、心に傷を抱えています。中には、二次災害を恐れて、いまだ自宅に戻ることができない人も。私の家族も車中泊の日々が続いています。道路の復旧も喫緊の課題です。市民の敏感な心の動きを見逃すことなく、少しでも負担が軽くなるよう全力を尽くします。