e熊本地震 被災者に寄り添う

  • 2016.05.09
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年4月29日(金)付



公明議員手記



市内外の被災者に市営住宅の提供実現

北原昭三  熊本・山鹿市議

経験したことのない地震で、市民生活は大きく混乱しました。山鹿市は山間地も多く、雨が降り続いた日は、地盤が緩んだ地域での土砂崩れなど二次災害が発生しないか、点検に奔走しました。現在も1人暮らしの高齢者や避難所を回り、励まし続けています。

市内だけでなく被害の大きかった菊陽町を訪れ、西本友春町議と、物資搬入や給水活動も行いました。また、山鹿市の市営住宅を市内外の被災者に提供するよう市に訴え、いち早く実現できました(30日まで入居申し込みを受け付け)。

山鹿市は温泉など観光地の側面もあります。ほとんどの施設が通常通り営業できるものの、ゴールデンウイーク(GW)に客足が減るのではないかと心配する声も聞きます。こうした風評被害を防ぎ、市民が安心して暮らせる生活を一日でも早く取り戻せるよう全力を尽くしていきます。


車中泊しながら被害の大きな自治体で支援

赤木武男  熊本・天草市議

本震の震源地から100キロほど離れた天草市にも大きな揺れが伝わりました。益城町に住んでいた娘夫婦が被災し、アパートにはひびが入り、家の中はぐちゃぐちゃ。家屋の倒壊が相次いだ町の様子は、とても現実とは思えませんでした。

18日には、地元天草市の寿司店から「被災地に届けてほしい」と頼まれ、計1080個のいなり寿司を宇土市と宇城市の避難所に届けました。支援物資が不足していた時だったので、とても喜ばれました。皆さんのうれしそうな顔は忘れられません。

公明党熊本県本部は、被害の少なかった自治体の議員が被害の大きかった自治体に入り、支援活動を続けています。私も、時には車中泊をしながら被災地に通い、地元議員と共に避難所などを回っています。県本部が一丸となり、議員のネットワークで一日も早い復興を後押ししていきます。

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