e「診てもらえて安心」
- 2016.05.09
- 情勢/解説
公明新聞:2016年5月2日(月)付
党県本部が仲介 避難所に医師派遣
熊本・宇城市
熊本県宇城市で1日、公明党熊本県本部(江田康幸代表=衆院議員)の仲介により派遣されたボランティアの医師ら8人が、市内の避難所で被災者の健康状態などを診て回った。河野正明市議も同行した。
同市では、現在も1000人余りが避難生活を余儀なくされている。医療機関が再開し、他県からの医療支援もあるものの、避難所における医師不足が課題となっていた。
党県本部は、被災自治体の避難所の状況を調査する中で、同市の守田憲史市長から医師不足の窮状を聞き、城下広作県議らが知人の医師に協力を要請。今回の派遣が決定した。
先月16日から避難所で生活する山口ユミ子さん(72)は「3年前に心臓病の手術を行い、今も薬を飲んでいる。こうして医師に診てもらえて安心です」と話した。
宮崎県から現地入りした医師の松崎泰憲氏は「余震による避難の長期化で、被災者はストレスが蓄積している。心のケアを心掛けて診ていく」と語った。