e性的少数者への理解促す
- 2016.05.11
- 情勢/社会
公明新聞:2016年5月11日(水)付
党PT いじめ防止へ専門家と議論
公明党の性的指向と性自認に関するプロジェクトチーム(PT、谷合正明座長=参院議員)は10日、参院議員会館で、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチが6日に公表した日本の学校での性的少数者(LGBT)の子どもに対するいじめの調査について、同団体のカイル・ナイト調査員と土井香苗日本代表からヒアリングし、議論した。
調査では、昨年10~12月にかけてアンケートを実施。25歳未満のLGBT当事者ら458人のうち、86%が教師や生徒がLGBTに対する暴言などを言うのを聞いたことがあると答えた。
席上、ナイト氏は「LGBTの子どもたちは周囲から理解されず、いじめに遭いやすい」とし、いじめ防止対策推進法の中にLGBTについて明記し、国として対応策に踏み込むべきだと求めた。
谷合座長は「しっかり取り組む」と述べた。