e中国から熊本、大分への観光客
- 2016.05.16
- 情勢/国際
公明新聞:2016年5月14日(土)付
マルチビザ拡大せよ
樋口氏
13日の衆院国土交通委員会で樋口尚也氏は、熊本地震の影響を受け、九州各地で旅行がキャンセルされていることを踏まえ、観光分野での対応策について質問した。
樋口氏は、東日本大震災では復興支援として岩手、宮城、福島3県を訪問する中国人観光客にマルチビザ(有効期間内に何度でも使えるビザ)を発行していると指摘。熊本地震でも「復旧・復興のためにマルチビザを熊本県や大分県にも拡大すべき」と訴えた。
津島淳国交大臣政務官は「有効な手段の一つ。どのような支援が効果があるのか総合的に検討して具体化を考えたい」と応じた。
また、樋口氏は九州地方への旅行需要の喚起策として、宿泊費などを割引できるプレミアム旅行券の発行を求めた。
津島国交大臣政務官は「地域の意向をしっかり伺い、速やかに対応していく」と述べた。