eコラム「北斗七星」
- 2016.05.23
- 情勢/社会
公明新聞:2016年5月21日(土)付
アグレッシブ(攻撃的)に生きていた高校時代、国会の予算委員会の中継見たさに学校を休んだこともある。NHKの政治討論会も、とりわけ2党討論が好きだった。「公明党は正義の味方」とばかりに、テレビ画面を通し公明党を応援していた◆ところで今夏の参院選から「18歳選挙権」となり、約240万人の新有権者が誕生する。240万人とはどの程度の集団なのだろう。2014年衆院選の比例区票を見ると公明党が約730万票、共産党が約600万票、社民党は130万票しかなかった◆「新有権者」の自覚の有無に関わらず、240万の集団は国の政治を左右するパワーを有していることが分かる。先日は社民党党首が民進党合流論を唱え、幹部がそれを批判するという醜態を見せた。これなど有権者の若返りによる埋没を党首が恐れ、民進党に逃げ込もうとしたようにも映ったがさてどうだろう◆一方、公明党支持者家庭での新有権者との対話は進んでいるのだろうか。公明党支援も政策・実績を伴わない「ねえお願い」だけの"哀願"では納得してくれないだろうし、「お小遣い上げるからよろしく」では「僕の一票を買うの?」と冗談を返され臆してしまう親もいるかもしれない◆「18歳選挙権」を入り口に、家庭内で公明党を話題にしていただくとありがたい。(流)