e核の悲惨さ世界に発信
- 2016.05.27
- 情勢/国際
公明新聞:2016年5月27日(金)付
原爆展訪れ被爆者と懇談
三重・伊勢市で浜田氏
公明党核廃絶推進委員会の浜田まさよし座長(参院議員、参院選予定候補=比例区)は26日、伊勢志摩サミットに合わせて三重県伊勢市で開催されている「ヒロシマ・ナガサキ原爆展」(広島、長崎両市主催)を視察した。県議、市議が同行した。
浜田氏らは、原爆で焼けた三輪車など核兵器の残酷さを物語る原爆犠牲者の遺品や写真パネルなど約90点の展示を見て回った後、広島市で1歳半の時に被爆し、現在、同県鳥羽市に住む杉原富代さんと懇談。
浜田氏は国際メディアセンターが設けられた伊勢市内での原爆展開催について、「多くの海外メディアに訴える意義は大きい」と強調。また公明党が長年、被爆地でのサミット開催を訴えてきたことが、広島での7カ国外相会合開催や現職米大統領の初の広島訪問につながったと指摘。「オバマ大統領の被爆地訪問で、歴史の扉が開かれる。各国のリーダーが、被爆の実相を肌で感じてもらうことが核廃絶への近道になる」と述べた。
杉原さんは被爆者としての自身を振り返り、「海外の方々を含め一人でも多くの人に核の悲惨さを知ってもらいたい」と語った。