e核兵器廃絶へ共に協力

  • 2016.05.27
  • 情勢/国際
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公明新聞:2016年5月27日(金)付



国連の指導力発揮を期待
山口代表、国連総長と会談
感染症対策で世銀総裁とも
名古屋市



公明党の山口那津男代表は26日夜、主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の拡大会合に合わせて来日した国連の潘基文事務総長、世界銀行のジム・ヨン・キム総裁と名古屋市で相次ぎ会談した。これには遠山清彦国際局長、伊藤渉・党愛知県本部代表(いずれも衆院議員)、荒木清寛参院議員が同席した。

山口代表は潘事務総長の来日を心から歓迎し、24日に閉幕した「国連人道サミット」でのリーダーシップに敬意を表した。その上で、きょう27日に米国のオバマ大統領が被爆地・広島を訪問することに触れ、「画期的なことだ。核兵器のない世界へ、国連としての役割を推進してほしい」と要請。これに対し潘事務総長は、「共に協力していこう」と応じた。

一方、山口代表とキム総裁は2013年12月以来の再会を喜び合い、日本がサミットでの優先議題に位置付けている公衆衛生などについて意見交換した。

山口代表は、世界銀行が途上国の感染症対策に備えた保険制度を創設したことに触れ、「公衆衛生の危機が生じた際に資金調達メカニズムを用意しておくことは極めて重要であり、世銀とキム総裁の尽力に感謝したい」と強調。キム総裁は、日本が世銀の保険制度に5000万ドル(約55億円)の拠出を表明したことに感謝を述べるとともに、「中低所得諸国に感染症予防やパンデミック(世界的流行)への取り組みを理解してもらうことは大変だが、粘り強く推進したい」と語った。

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