e重要文化財の復旧急務

  • 2016.05.31
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年5月31日(火)付



「ジェーンズ邸」など調査
党熊本市議団



公明党熊本市議団(鈴木弘会長)は29日、熊本地震で被害を受けた市の指定文化財の復旧に向け、本震で建物が全壊した「熊本洋学校教師ジェーンズ邸」(同市中央区)などを訪れ、市文化振興課の濱田安拡課長から説明を受けた。

市議団は濱田課長の案内で、ブルーシートがかぶせられ手付かずのジェーンズ邸を視察。1871年に建てられた同邸は、熊本で最初の西洋建築物として県の重要文化財にも指定されており、発災前は日本赤十字や西南戦争などに関わる歴史資料を数多く展示していた。濱田課長は復元の見通しについて「国交省の都市公園整備に関わる制度が活用できないか検討している」と説明した。

これに先立ち、市議団は本震後に池の水位が下がった国指定の名勝でもある「水前寺成趣園」を視察し、管理者から被害状況などについて話を聞いた。視察後、鈴木会長は「党国会議員とも連携を取り、国による文化財の復旧支援を求めていきたい」と語った。

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