e復旧に女性の視点生かす
- 2016.05.31
- 情勢/社会
公明新聞:2016年5月31日(火)付
音大、保育所など調査
熊本地震で古屋副代表ら
公明党の古屋範子副代表(女性委員長)は30日、熊本地震で被害を受けた熊本県内の教育現場や避難所などを訪れ、課題を調査した。浮島智子衆院議員、党県本部女性局(藤岡照代局長=熊本市議)の議員らも同行した。
一行は、御船町の私立平成音楽大学を視察。同大学は九州唯一の音楽大学で、現在400人ほどの学生が通っている。地震で大学構内の校舎全7棟のうち、2棟が全壊や大規模半壊となり、多くの学生が空調設備のない体育館での受講を強いられている。出田敬三学長は「体育館で二つの講義を同時に行うこともある。学生たちの学びの環境改善が必要」と窮状を訴えた。
一行は、益城町の認可外保育所や熊本市内にある女性専用の避難所などを訪れ、関係者と意見交換を行った。視察後、古屋副代表は「現場の声を国政に届け、被災者が一日も早く日常の生活を取り戻せるよう、課題解決に全力を尽くす」と話した。