e東京五輪へ 「文化芸術」発信

  • 2016.06.01
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年6月1日(水)付



各地のプログラム充実を
党振興会議が政府に提言



公明党の文化芸術振興会議(高木美智代議長=衆院議員)は31日、首相官邸で菅義偉官房長官と会い、国内外に文化芸術を発信する2020年東京五輪・パラリンピックの文化プログラムの実施に向け、体制強化を求める提言を申し入れた。

高木議長らは席上、文化プログラムの全国展開に先駆けて10月に開催予定のキックオフイベントついて、文化庁だけでなく、オールジャパン体制で取り組み、文化芸術立国の実現につなげていくべきと強調した。

具体的には、象徴的なイベントとして国会でオーケストラ演奏を行うことを提案。安倍晋三首相自らがタクト(指揮棒)を振り、オールジャパンとしての取り組みを国内外に発信することを求めた。また、文化プログラムが継続的に実施できる十分な予算や、実演芸術を上演できる会場の確保を要請したほか、車いすダンスなどのイベントといった障がいのある人たちの参加を促す取り組みの推進も求めた。

さらに多くの人が文化芸術を楽しめるよう、公演会などのチケットを非課税にすべきと提案した。

菅官房長官は「日本全体を見てもらうには最高の催しである。しっかり調整していきたい」と述べた。

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