e楽しくごみ減量学ぶ
- 2016.06.02
- 生活/生活情報
公明新聞:2016年6月2日(木)付
保育園で出前講座を実施
埼玉・新座市
埼玉県新座市は今年1月、園児に食べ物を無駄にしない姿勢を身に付けてもらおうと、紙芝居やクイズなどを活用した出前講座を保育園で実施し、保護者らの間で反響が広がっている。市は今年度、市内の6保育園で出前講座を行う予定で、推進してきた市議会公明党(亀田博子団長)のメンバーは先ごろ、市の担当者と意見を交わした。
これは、「買いすぎない・作りすぎない・捨てない」の3ない生活を市民に呼び掛けて2010年から展開してきた、ごみ減量をめざす「にいざ食べきり運動」の一環。「ごみ減量・食べきり幼児教育」と題した講座では、市のイメージキャラクター「ゾウキリン」のぬいぐるみにマスクをかぶせた「ごみへらすんジャー」が主人公の紙芝居や、「お菓子の袋は何ごみか」といったクイズなども出題。終了後には、ごみについて学んだ証しとして、ごみの分別方法が絵を使って示されている「ごみへらすんジャー協力証(子ども分別表)」が授与される。
出前講座が開かれた保育園によると、保護者から「子どもが協力証を得意げに見せ、分別表の説明をしてくれた」「進んで分別に協力してくれた」などの声が寄せられているという。
市の担当者は、「今後、『子供会』のイベントなどでも活用してもらえるよう、さらに身近な内容を盛り込み、講座を充実させていきたい」と語っていた。
市議会公明党は2009年9月定例会で、白井忠雄議員が食べ切り運動を提案するとともに、昨年6月定例会で佐藤重忠議員が出前講座を実施するよう訴えていた。