e復興へ、未来へ宇宙教育

  • 2016.06.06
  • 情勢/テクノロジー

公明新聞:2016年6月6日(月)付



JAXA名誉教授 的川氏が福島市で講演
公明推進の協定を基に



宇宙の探究を通して未来への希望を育もうと、福島県と宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙教育センターはこのほど、福島市で教育フォーラムを開催。「宇宙教育の父」と呼ばれる的川泰宣・JAXA名誉教授が記念講演した。

これは今年3月、県とJAXA宇宙教育センターが結んだ連携協定に基づく第1弾の取り組み。会場には、「日本宇宙少年団福島分団きぼう」のメンバーや、同協定締結の立役者となった党福島県本部の甚野源次郎代表、伊藤達也県議、丹治誠市議が駆け付けた。

席上、的川氏は、小惑星探査機「はやぶさ」が多くの試練を乗り越えて地球に帰還したエピソードを紹介。「究めたい『好奇心』、挑戦したい『冒険心』、創りたい『匠の心』という心を持つ人たちが相補い、それぞれの命を輝かせてプロジェクトを成功させた」と述べた。

東日本大震災と東京電力福島第1原発事故からの復興に向けては「未来への高い志を持って頑張ってほしい」と念願。宇宙教育を通じて「子どもたちの心に火を付けることが福島の未来をつくっていくことになる」とも力説した。

終了後、甚野県代表は「今回を皮切りに県内各地へ宇宙教育の活動を広げ、子どもたちの夢を育んでいきたい」と語っていた。

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