e成長加速し経済に勢い
- 2016.06.06
- 情勢/社会
公明新聞:2016年6月6日(月)付
公明が先頭に立って 社会保障充実も
愛知で山口代表、里見氏が力説
公明党の山口那津男代表は5日、愛知県内3カ所で里見りゅうじ労働局次長(参院選予定候補=愛知選挙区)と共に街頭演説を行い、「政権を担う公明党と自民党が力を合わせるから安定した政治が実現できる。公明党が先頭に立ち、希望あふれる社会をつくる」として、絶大なる支援を訴えた。
山口代表は、消費税率10%への引き上げを2年半再延期したことについて、先進7カ国首脳会議(伊勢志摩サミット)で、世界経済が下方リスクに直面していることから、危機回避のためにあらゆる政策をとることを共有したことに言及。その上で、安倍晋三首相が(1)日本経済をさらに力強く成長させる(2)経済成長を妨げかねない消費税率引き上げを再延期する―ことを決断したとして、「日本が世界をにらみながら、世界の経済に貢献していかなければならない」と力説した。
また、消費税率8%への引き上げ後に個人消費が落ち込んだ教訓に照らし、「消費税を上げる時に景気の足を引っ張るところは軽く見てはいけない」と指摘。「もっと(経済に)勢いをつけ、状況が整った時に将来を見据え(消費税引き上げを)やると決断した。われわれも力を合わせて環境を整えていく」と強調した。
民進党が消費増税延期に伴う社会保障財源として赤字国債の発行を主張していることに対しては、民主、自民、公明3党による社会保障と税の一体改革の趣旨に反するとして、「大事な理念も実態も変えてしまう。党の名前を変えてその大切さもどっかにいってしまい、赤字国債を発行しろというのでは逆戻りではないか」と厳しく指摘。
民進、共産両党が消費税などの重要政策で意見が異なる中、参院選で統一候補による共闘を進めていることには、「民進党が右と言えば共産党は左と言う状況では、候補者は立ち往生するに決まっている。そんな無責任な人たちに日本の将来は任せられない」と批判した。
一方、里見氏は「非正規雇用の待遇改善など暮らしを守り抜く雇用対策に全力を挙げる」と力説。また、巨大地震に備えた防災対策を推進するとともに、「健康長寿立県をめざし、世界に誇る愛知の技術力と人材育成力を生かして、介護ロボットなどの次世代産業の振興を進める」と決意を語った。