eコラム「北斗七星」

  • 2016.06.17
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年6月17日(金)付



自動車教習所に通っている次女が「だろう運転」に注意することを学んできた。「あの曲がり角から自転車は飛び出さないだろう」「前方を走る車は急ブレーキを踏まないだろう」など、不用意な考えが事故につながることを戒めたものだ◆公明党への支持拡大にも参考にしたい。例えば「あの人はいつも応援してくれるから大丈夫だろう」と思い込み、「よろしくね」だけで済ますようでは誠意を欠く。公明党や予定候補の政策・実績などを丁寧に語り、共感を得るように努めたい◆一方、「あの人は駄目だろう」という先入観も避けたい。先日、他党支持者だった友人と久しぶりに再会し、公明支援を訴えてみたところ快く賛同してくれた。事故による大けがを治療していた時に公明党の福祉実績に触れ、考え方を変えたという◆参院選は来週22日に公示される。日を追うごとにマスコミの報道が過熱し、各党の動きも活発化する中で、有権者の気持ちは揺れ動き、情勢は日々変化していく。支持拡大に当たっては「大丈夫だろう」という油断も、「駄目だろう」との諦めも排したい◆過去の選挙戦で公明党は、劣勢をハネ返して逆転勝利したこともあれば、優勢が伝えられる中で涙をのんだ例もある。いかなる状況になろうとも一喜一憂することなく、最後の最後まで攻めの姿勢で戦い抜きたい。(幸)

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