e九州の高速道を割引
- 2016.06.20
- 生活/生活情報
公明新聞:2016年6月19日(日)付
「夏休み前に実施」
石井国交相が熊本視察
石井啓一国土交通相(公明党)は18日、熊本県を訪れ、熊本地震からの復旧・復興に向けて進み始めた被災地の現状を調査した。
石井国交相はまず、甲佐町の仮設住宅を訪れ、入居者から暮らしの状況を聞いた。
その後、益城町で公明党の城下広作県議と共に仮設住宅の建設現場を視察。県の担当者から、建設の進ちょく状況について説明を受けた後、蒲島郁夫県知事から「観光振興のために、九州の高速道の料金割引制度を導入してほしい」との要望を受けた。
石井国交相はその後、国が代行して復旧工事を進めることになった県道熊本高森線や阿蘇長陽大橋などの被災状況を視察した。
また、発災直後から全線で運休状態となっている南阿蘇鉄道の被害状況を調査するとともに、南阿蘇鉄道株式会社の草村大成社長(高森町長)らと意見交換を行った。
視察を終えた石井国交相は、高速道の料金割引制度について「九州全体を対象にした観光周遊のための高速道路の料金割引を夏休み前に実施する」との考えを表明。南阿蘇鉄道については、「鉄道事業者や地元自治体と連携しながら、どういった支援ができるか検討していきたい」と述べた。