eコラム「北斗七星」

  • 2016.07.01
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年7月1日(金)付



18歳選挙権が導入された参院選で初投票を行うわが家の新有権者と、公明党をお願いするときの語り口について話をしていて、教えられることがあった。奨学金拡充などの実績とともに、これは訴えやすいと一番に挙げたのが「被災者に寄り添う」姿勢だった◆中でも東日本大震災のエピソードとして語られる「追いだき」を紹介すると、わが家の新有権者はいたく感動。追いだきとは、公明党が仮設住宅への住民アンケートをもとに、風呂の追いだき機能をつけさせたこと。冬の寒さの厳しい東北では、お湯がすぐ冷めるが、追いだきができなかった◆とは言え、簡単に実現したわけではない。当時は「遅い、鈍い、心がない」と言われた民主党政権。閣僚は「お金が掛かる」「対応が困難」との答弁に終始。「これは、あまりにもひどいじゃないのか!」と早期実現を迫り、政府がようやく重い腰を上げた◆何度も公明新聞で紹介された話だが、新有権者には初耳だ。曰く「政党、政治家がそこまで親身に動くことを知っている若い人は少ないのでは」「でもなぜ最初から追いだきをつけなかったのか。それもびっくりだ」◆阪神・淡路大震災や熊本地震でも公明党の寄り添う姿勢は高い評価を受けた。いざという時に真っ先に駆け付ける党の姿は、世代を超えて心に響くに違いない。(辰)

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