e安定政権の継続必要
- 2016.07.04
- エンターテイメント/メディア
公明新聞:2016年7月4日(月)付
公明は幅広い民意反映
討論番組で井上幹事長
公明党の井上義久幹事長は3日午前、与野党の幹事長・書記局長らとフジテレビ系「新報道2001」とNHK「日曜討論」に出演し、10日の投開票まで残り1週間となった参院選について、「安定政権の継続で、いまだ(アベノミクスの)成果が及んでいない中小企業や地方、家計に経済(成長)の果実がしっかり行き渡るようにしていくことを訴えたい」と強調した。
冒頭、井上幹事長は、バングラデシュの首都ダッカで起きたレストラン襲撃事件で、日本人7人が死亡したことに触れ「痛恨の極みであり、改めてお悔やみ申し上げたい。負傷された方の一日も早い回復を祈っている」と述べた。
参院選については、世界経済の不透明感が増し、国内では人口減少や高齢化への対応が迫られる中で、今こそ政治の安定が求められると強調。さらに、「参院で与野党が逆転して政治が不安定になることがあれば、日本にとって極めて深刻な状況になる」と力説した。連立政権での公明党の役割については、「『小さな声を聴く力』と言っているが、幅広い民意をきちんと政権運営に反映する役割を理解していただきたい」と訴えた。
一方、財政再建に向けては、基礎的財政収支(プライマリーバランス)を2020年に黒字化するとの目標へ引き続き努力すべきだと主張。「行政改革はしっかりやらないといけないが、経済と財政は車の両輪だ。今後も経済成長へ成長戦略などをきちんとやっていくことに尽きる」との認識を示した。