e公明、増田氏を推薦 都知事選

  • 2016.07.13
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年7月13日(水)付



あす告示31日投票 行政手腕、政治姿勢を評価



公明党は12日の持ち回り中央幹事会で、東京都知事選(14日告示、31日投票)への対応について、元総務相の増田寛也氏(64)を推薦することを決めた。党東京都本部(高木陽介代表=衆院議員)が、11日に増田氏から推薦依頼を受けて協議し、党本部に申請していた。推薦決定を受け、公明党の斉藤鉄夫選挙対策委員長は党本部で記者団に対し、党本部として推薦を決めた理由を説明した。

斉藤氏は、政治不信を招く失態で二度にわたって都知事が辞職し都政が混乱したことなどを踏まえ、新知事には「清廉で、山積する都政の課題に的確に対応できる行政手腕が期待されている」と指摘。

増田氏を推薦する理由として、(1)岩手県知事3期、総務相時代の実績が高く評価され、混乱した都政を立て直す上で安定した政治行政運営の手腕が期待できる。県知事時代には多選を避けて4期目の出馬を辞退するなど、政治姿勢は高く評価できる(2)東京生まれの東京育ちであり、都政に今後の人生を捧げる旨の決意を披歴している(3)区長会、市長会、町村長会の有志からも出馬を要請されており、都民に最も身近な都内の自治体から期待の声が大きい―の3点を挙げた。

増田氏の略歴は次の通り。

ますだ・ひろや 1951年12月、東京都生まれ。世田谷区立九品仏小学校、同尾山台中学校、都立戸山高校、東京大学法学部を卒業後、77年に建設省(現国土交通省)入省。95年4月から2007年4月まで岩手県知事を3期、07年8月から08年9月まで総務相を務めた。現在、東京大学公共政策大学院客員教授などを務める。

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