e都政の信頼取り戻す

  • 2016.07.15
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年7月15日(金)付



増田候補の勝利へ全力
都知事選告示で山口代表



公明党の山口那津男代表は14日午前、東京都新宿区の党本部で記者会見し、同日告示された東京都知事選に関して、「都政の停滞を打破するとともに、政治不信を招いた政治資金の問題を払しょくし、信頼感を取り戻すことが極めて重要だ」との認識を示した。

山口代表は、次期都知事には「都議会、政府と協調して都政を運営できる資質を持っていることが重要だ」と指摘。また、高齢化の進展や全国最多の待機児童数など、都政の課題を挙げ「都民の福利向上に力を発揮できる能力も求められる」と強調した。

さらに「2020年の東京五輪・パラリンピックを成功に導く意欲と能力のある人が望ましい」とも述べ、これらを踏まえ党本部として増田ひろや候補を推薦したと説明。「勝利に向け全力を挙げたい」と訴えた。

その上で、都知事選に国政の対決構図を持ち込むことは望ましくないとして、「野党側は最初から枠組みを決めて、候補者選びに至ったのは、いかがなものか」と苦言を呈した。

参院で無所属議員が自民党に入党届を提出し、同党が単独過半数を回復する見通しになったことに関しては、「(自公関係への)直接の影響はない。両党でさまざまな協力をした上で政権を運営してきた。お互いに国民の方を向いて力を合わせていくことは、今後も変わらない」と強調した。

一方、天皇陛下が生前に「退位」される意向を持たれているとの報道については、宮内庁が否定していることも踏まえ、「軽々にコメントすべきことではない。今後の推移を冷静に見ていきたい」と述べた。

月別アーカイブ

iこのページの先頭へ