e「石棺」選択肢にない
- 2016.07.19
- 情勢/社会
公明新聞：2016年7月16日（土）付
廃炉計画の方針を確認
福島県知事に高木副大臣
高木陽介経済産業副大臣（原子力災害現地対策本部長＝公明党）は15日、経産省で福島県の内堀雅雄知事と会い、原子力損害賠償・廃炉等支援機構が13日に公表した東京電力福島第1原発の廃炉方法に関する計画書について、要望を受けた。
席上、内堀知事は、同機構が計画書の中で、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故で採用された、核燃料を取り出さずに建屋内に閉じ込める「石棺」による廃炉方法に言及したことに対し、「到底容認できない」と訴えた。高木副大臣は、「政府として、石棺という選択肢は全くない。不信を生む記述は遺憾だ」と述べ、石棺を否定するために記述したとする同機構の意図を説明し、同機構に対して書き直しを指示したと語った。
