e第24回参院選結果 公明、過去最高14議席
- 2016.07.19
- 政治/国会
公明新聞:2016年7月17日(日)付
比例757万票で7人当選
7選挙区完勝も最多
10日に投開票された第24回参院選で、公明党は過去最多の7選挙区(埼玉、東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫、福岡)で完勝、比例区でも7議席を獲得し、改選9議席から5議席増を果たした。計14人の当選は過去最高に並ぶ大勝利。非改選議席11を加えた公明党の新勢力は25議席で、参院(総定数242)の1割を超える勢力となった。
今回の参院選は「18歳選挙権」が実施され、約240万人の18、19歳が新たに有権者となった。その中で公明党は、埼玉選挙区(定数3)で3期目に挑戦した現職の西田実仁氏が、過去最高の64万2597票を獲得し、3位当選した。
党として24年ぶりに挑んだ2選挙区のうち、兵庫選挙区(定数3)は新人の伊藤孝江さんが過去最高の54万2090票で2位当選、福岡選挙区(定数3)は新人の高瀬弘美さんが46万7752票で3位当選した。
9年前に議席を失った愛知選挙区(定数4)は、新人の里見隆治氏が53万1488票で3位当選。神奈川選挙区(定数4)は新人の三浦信祐氏が62万9582票で2位当選した。
東京選挙区(定数6)は現職の竹谷とし子さんが77万535票、大阪選挙区(定数4)は現職の石川博崇氏が67万9378票を獲得し、共に3位で2期目の当選を果たした。
また比例区で公明党は、政党名と候補者名を合わせて757万2960票を獲得。改選6から1増の7人が当選し、3年前の参院選から約4900票増やした。得票率は13.5%。
当選者別では、現職の長沢広明氏が比例区全候補で最多の94万2266票を集めた。続いて現職の秋野公造氏が61万2068票、現職の横山信一氏が60万6889票、新人の熊野正士氏が60万5223票、現職の谷合正明氏が47万8174票、現職の浜田昌良氏が38万8477票、新人の宮崎勝氏が1万8571票をそれぞれ獲得した。
一方、自民党は改選50から6増の56議席を確保。自公の与党両党で計70議席に達し、目標とした改選議席の過半数(61)を上回った。民進党は改選47を大きく下回る32議席。"躍進"が予想された共産党は6議席にとどまり、改選3からは増えたものの、3年前の8議席には届かなかった。