e「食べ残しゼロ」推進
- 2016.07.25
- エンターテイメント/告知
公明新聞:2016年7月25日(月)付
公明議員の質問で運動開始
長野・下諏訪町
長野県下諏訪町はこのほど、食品ロスの削減に向け「食べ残しゼロ よいさ運動」を始めた。「よいさ」は、同町を含む同県諏訪地方で6年に一度行われる御柱祭で使うかけ声。
運動の標語は「余分に買わない、作らない」「いつもの習慣」「さあ、おいしく、食べきろう!」。それぞれ「よ」「い」「さ」で始まる言葉でつくった。町はこれを推進するため、町から発信するチラシに標語を掲載。町広報8月号にも載せる。さらに地元のFM放送や紙聞の暑中広告で、暑気払いなどでの食べ残しゼロを訴え、御柱祭の木やり唄風に「協力一致でお願いだー!」と呼び掛けていく。
この運動のきっかけになったのは、公明党の河西猛町議。議会で質問する議員はその要旨を事前に届け出るが、同町議は6月定例会で食品ロスの削減について質問することを通告した。これを受け、担当の住民環境課で対応を協議する中、保科勝俊係長が「よいさ運動」を考案。同町議に対する答弁の中で、青木悟町長が発表した。
町は、運動をさっそく実践。町役場で行う慰労会などでは従来、食べ残しが出ていたが、先日行った際は、町長らが「よいさ運動」を説明。女性陣が食べ物を持ち帰ったという。同課の髙橋孝一課長は「食品ロスが減り生ごみが減ると、その処理に掛かる費用も減ってくる。その予算を他で有効活用できる。ぜひ推進していきたい」と話していた。