eがん教育指導案が完成

  • 2016.07.27
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年7月27日(水)付



来年度の全国展開に向け



健康や命の尊さ学ぶ

小中高生を対象に、がんを正しく知り、理解を深める「がん教育」について、文部科学省はこのほど、授業の進め方などを示した「指導案」を完成させ、都道府県の教育委員会などに発信した。

がん教育は、子どもたちが健康や命の大切さを学び、生活習慣の改善なども考える重要な機会として全国で実施されている。4月に完成したがん教育教材は、モデル校での実践を踏まえて来年度に改訂し、全国展開する。

指導案は、小中高校ごとに作られた。テーマは、小学校が「自分の生命を輝かす」、中学校と高校が「がんと健康」と「がん患者への理解と共生」の2種類。このうち、中学校の「がんと健康」では、授業の目標について「自らの健康的な生活を実践しようとする態度を身に付ける」「疾病概念や予防などについて、正しい基礎知識を身に付ける」などとしている。


公明推進、具体的な提言も

公明党は、がん対策基本法制定(2006年)などを通じて一貫して「がんの教育・普及啓発」を推進。

昨年12月に政府が発表した「がん対策加速化プラン」には、党がん対策推進本部(本部長=古屋範子副代表)が提言していた、「発達段階に応じて作成した教材」「学校医、がん専門医やがん患者・経験者等の外部講師」などの活用が盛り込まれた。

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