e困ったときは提示して
- 2016.08.01
- 生活/生活情報
公明新聞:2016年8月1日(月)付
障がい者らにヘルプカード
北九州市
北九州市は今年4月から、障がい児・者や高齢者などが災害や緊急時、日常生活で困ったときに、周囲に支援を求めるための「ヘルプカード」を配布し、利用者らから喜ばれている。同カードの発行を推進してきた公明党市議団(吉河節郎団長)の渡辺徹議員は7月27日、配布状況や課題などについて市担当者と意見を交わした。
同カードは、四つ折りにすると運転免許証程度の大きさ。利用者の氏名や緊急連絡先、配慮事項、かかりつけ病院などを記入することができ、周囲の手助けが必要な際に提示する。各区役所や市障害者基幹相談支援センター(同市戸畑区)などで配布しているほか、市のホームページからも印刷して使用できる。
市障害福祉企画課の末吉和久課長は、障がいの特性などについて、支援する側の理解促進にもつながるとして、「ヘルプカードのさらなる周知に努めていきたい」と語っていた。
渡辺議員は2015年12月定例議会で、「障がい者などへの周囲の支援を促す観点から、ヘルプカードの導入を検討すべきだ」と訴え、北橋健治市長から前向きな答弁を引き出していた。