e密漁対策の強化を
- 2016.08.12
- 情勢/社会
公明新聞:2016年8月12日(金)付
横山氏ら 漁業関係者と意見交換
青森・中泊町
公明党の横山信一参院議員はこのほど、青森県中泊町の小泊漁業協同組合を訪れ、小泊漁港における密漁対策をめぐり、沿岸漁業者らと意見を交わした。これには、党県本部の伊吹信一代表(県議)、平山秀直・五所川原市議が同行した。
津軽海峡と日本海に接する小泊漁港は、県内一の水揚げ量を誇るブランド魚「津軽海峡メバル」で知られ、イカ釣り漁をはじめ、天然のモズク漁やアワビ養殖が盛んだ。しかし、同漁港では近年、アワビやモズクの収穫時期を狙った県内の密漁者が横行しているという。
この日、集まった漁業関係者は40人。席上、同組合員の越野直廣さんは、昨年から3件の密漁被害があったことを報告。いずれも大量に水産物を持ち去られたことにより、「昨年は漁獲量が激減し、漁業者の収入が減った上、販路が拡大できなかった」と窮状を訴えた。
成田直人組合長は「密漁防止策に監視カメラの設置が有効だが、維持・管理の負担が大きい。被害を未然に防ぐための監視体制の強化を」と求めた。これに対して横山氏は、「安心して漁業を続けられるよう支援に努めていく」と応じていた。
その後、横山氏は今年2月に設置された密漁船や海に関する情報を、県や町とやりとりする「監視棟」を視察。青森海上保安部から発信される密漁船などの情報共有の仕方などに関する説明を受けた。