eコラム「北斗七星」

  • 2016.08.18
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年8月18日(木)付



健康志向の高まりから、「ノンカロリー」「カロリーオフ」「無糖」「微糖」といった表示で、カロリーや糖分を抑えていることをアピールした清涼飲料水やアルコール飲料が数多く出回っている◆肥満や血糖値が気になる人だけでなく、小まめな水分補給が欠かせない夏は、こんな表示のある飲料を選んで飲んでいる人もいるだろう。これらの表示はどう違うのか。ここで確認しておこう◆健康増進法で定められた飲料の栄養表示基準によると、私たちの活動に必要な熱量の単位であるカロリーが100ミリリットル当たり5キロカロリー未満ならば「ノンカロリー」「カロリーゼロ」の表示が可能。同様に、20キロカロリー以下ならば「カロリーオフ」「カロリーひかえめ」に。糖類(または糖質)の場合は同0.5グラム未満ならば「無糖」「ノンシュガー」「シュガーレス」、同2.5グラム以下ならば「微糖」「低糖」「糖分ひかえめ」などが使用できる◆つまり、カロリーゼロや無糖であっても、カロリーや糖類が全くないわけではない。もちろん、これらの表示のない清涼飲料水やアルコール飲料と比べれば、摂取するカロリーや糖分を抑えることはできるが、それに"安心"して大量に摂取してしまえば元も子もない◆くれぐれも飲み過ぎには注意し、まだまだ猛暑が続く夏を乗り切りたい。(翼)

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