e災害対応に女性の視点も

  • 2016.09.07
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年9月7日(水)付



避難所の運営改善訴え
熊本市議会で三森議員



熊本市議会は6日、第3回定例会の本会議を開き、一般質問に立った公明党の三森至加議員は、男女共同参画の観点から熊本地震における市の災害対応のあり方について、女性の視点を生かした取り組みの充実・強化を求めた。

三森議員は、今年度から男女共同参画を推進する市の体制が室から課に強化されたことに触れ、「発災直後は職員が避難所運営などに携わり(課の役割が十分に)生かされなかった」と指摘。一方、公明党熊本県本部女性局が避難所などで寄せられた要望をもとに、県と市に対して女性の視点を反映した復旧・復興に向けた要望書を提出したことを紹介し、「災害の時こそ男女共同参画課が中心となって(女性に配慮した災害対応に)取り組むべき」と訴えた。

これに対して西島徹郎市民局長は、女性用更衣室や授乳室の設置など、一定の役割は果たせたとの認識を示した上で「今後は今回の震災の経験を踏まえ、避難所設置の段階から男女共同参画の視点に配慮した災害対応ができるよう、関係部局と連携して取り組んでいきたい」と答えた。

さらに三森議員は市に対して、被災したシングルマザーなどのひとり親家庭に対する生活支援や就労支援の強化なども求めた。

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