e大震災5年6カ月

  • 2016.09.13
  • 生活/生活情報

公明新聞:2016年9月13日(火)付



サンマ漁 復興の誓い込めて
宮城県気仙沼漁港



「よーし、行くぞぉ!」。漁師たちの威勢の良い掛け声が船上に響くと、取れたてのサンマが網から勢いよく飛び出してきた。

東日本大震災から5年6カ月を過ぎた東北太平洋岸の被災地。宮城県気仙沼市の気仙沼漁港では今、秋を告げる「秋刀魚」の水揚げが真っ盛りだ。

「悪くないね」「形も脂の乗りも良さそうだな」。早朝5時すぎ、朝焼けに照らされてきらきらと輝く大量のサンマに、浜の男たちも思わず笑みをこぼす。

競りが始まった魚市場にも元気な声が飛び交う。関係者の一人は「まちの復興はまだ半ばだけど、俺たちが頑張れば、みんなも元気になる。水産のまちだからな」と話していた。

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