e成長と分配の好循環に尽力

  • 2016.09.20
  • 情勢/解説

公明新聞:2016年9月18日(日)付



政党外交 政府と連携し国益増進
記者会見で山口代表



一、(自公連立政権の方向性について)2012年に政権を奪還し、まずはデフレ脱却の方向性の確立に取り組み、経済の好循環実現へ一定の成果を上げてきた。その成果である税収増を生かし、成長と分配の好循環を進めることがこれからの大事な取り組みだ。

一、(公明党の存在感発揮について)分配の柱である社会保障や福祉、教育に従来から実績を重ね、力を入れてきた。中央政府だけでなく地方にも通じた政策の実行がなければ、これらの国民へのサービス提供は完結しない。その意味で、公明党が持つネットワークの力は極めて重要であり、他の政党に持ち得ない重要な機能だ。

一、(執行部人事について)今の政治状況を考え、連立政権を安定させ、選挙などで国民に示した政策を確実に実行する体制が重要だ。安定的な政権運営と強力な政策実現に努めたいという意図だ。

一、(公明党の政党外交について)政府と平仄を合わせて、国益を増進できるよう役割を果たしたい。先のキューバ訪問では、(来週訪問する)安倍首相の露払い的な役を果たした。首相にバトンタッチし、大きな成果を上げることを期待している。

一、(東京都政について)小池百合子都知事と会った際、都政を安定的に進めるには、都議会公明党が要だと申し上げた。(都知事と)適切なコミュニケーションをとりながら、都政の安定、都民の利益のために、都議会公明党に尽くしてもらいたい。

一、(民進党幹事長に野田佳彦前首相が就いたことについて)野田氏は(社会保障と税の一体改革に関する)3党合意の時の首相だった。3党合意の精神は今も生きているし、法的枠組みも、実行していく過程にある。大きな責任感を共有しながら、それぞれ与野党の役割を担い、健全な民主主義の発展に貢献し合える方だと期待している。

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