e米軍シュワブ内を視察

  • 2016.09.21
  • 情勢/国際

公明新聞:2016年9月21日(水)付



普天間の移設先で調査
党基地ワーキングチーム



公明党在沖縄米軍基地調査ワーキングチーム(WT、座長=斉藤鉄夫幹事長代行)は20日午後、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先とされる同県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブを視察し、関係者と意見交換するとともに、防衛省沖縄防衛局から代替施設建設の工事概要について説明を受けた。

この中でキャンプ・シュワブの担当者は、同基地の任務について、米海兵隊の訓練支援や普天間飛行場との連絡調整などを行っていると説明。その上で「地域渉外活動にも力を注いでいる」として、「社会人や幼稚園児への英語教育支援やボランティア活動などを実施している」と強調した。

沖縄防衛局の担当者は現在の移設計画について、「周辺に与える影響を考慮し、陸上部ではなく、海域に建設することになった」と説明。一部の護岸が係船機能を持っていることについては、「強襲揚陸艦の運用を前提としたものではない」と述べた。

視察後、斉藤座長は「沖縄の声をよく聞きながら、日米同盟の抑止力を維持しつつ、党WTとして何が提言できるのか、しっかり検討したい」と語った。

また党WTは同日午前、那覇市内で会合を開き、沖縄国際大学大学院の前泊博盛教授から日米地位協定の問題点について聴取。前泊教授は、今年4月の米軍属女性暴行殺人事件について触れ、「まず沖縄の痛みに寄り添うことが重要だ。公明党から平和政策を発信してほしい」と訴えた。

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