e5大がん以外も初集計

  • 2016.09.26
  • 情勢/社会

公明新聞:2016年9月26日(月)付



14年の登録データを公表
国立研究センター



国立がん研究センターは26日、全国のがん診療連携拠点病院など421施設で2014年にがん登録された約67万件のデータをホームページ上で公表した。胃や大腸などの5大がんに加え、食道、子宮頸部、子宮内膜、ぼうこう、甲状腺、膵臓、前立腺の7部位についても初めて、がんの進行度や初回の治療方法を集計した。

データの公表は今回で8回目。7部位については、院内がん登録の中級認定者が在籍している323施設での登録数を対象とした。

7部位のうち、一般的に見つかりにくいとされる膵臓がんは、症状が進行した段階の4期が最多の4割を占めた。それ以外のがんでは初期段階の1期までが半数前後に上り、治療法もがんの種類や進行度によって外科手術や放射線、薬物療法などさまざまだった。

同センターの奥山絢子研究員は「それぞれの部位の進行度ごとに多い治療法が分かり、今後患者が治療を受ける際の目安になるのではないか」と話している。

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