eパリ協定承認一日も早く
- 2016.10.19
- 情勢/国際
公明新聞:2016年10月19日(水)付
衆院環境委で江田氏 COP22 批准し参加すべき
18日の衆院環境委員会で公明党の江田康幸氏は、地球温暖化対策の新たな国際枠組み「パリ協定」について、全政党が協力して今国会で一日も早く国会承認する必要性を訴え、11月7日からモロッコで始まる国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議(COP22)には同協定の批准国として参加すべきだと力説した。
パリ協定の承認案は、きょうの参院本会議で審議入りする。
江田氏は、11月4日に発効が決まった同協定について、政府に対し、日本の批准が遅れていることを重く受け止めるべきだと指摘。COP22では同協定の実施に関する具体的なルールづくりが議論されることから、「国益を損なうことのないよう、一刻も早く批准することが不可欠だ」と強調した。
山本公一環境相は、温暖化対策のルールづくりの議論に積極的に参加する方針を示し、「わが国が説得力を持って交渉に参加するためにも、一日も早くパリ協定の締結が重要であり、政府として全力を尽くす」と述べた。
このほか江田氏は、同協定の目的を実現するために、2030年度に温室効果ガス排出を13年度比で26%削減するという日本の国際公約の達成に向けた政府の取り組みをただした。