e家庭と同じ養育環境に

  • 2016.10.26
  • 生活/生活情報

公明新聞:2016年10月26日(水)付



里親支える取り組み提案
山本さん



25日の参院厚生労働委員会で公明党の山本香苗さんは、さまざまな事情から親元で暮らせない子どもへの社会的養護に関して、家庭と同様の養育環境をさらに整えていく必要性を強調。その上で、里親の下で育てられる子どもを増やすため、里親の活動を支援する取り組みの拡充を訴えた。

塩崎恭久厚労相は、里親を支え、なり手を増やす観点から児童相談所を強化するため、「必要な予算の確保に努める」と応じた。

さらに山本さんは、子どもを病院に連れて行った際、里親であることを容易に証明できるよう、全国統一の様式によるカード型の「里親証明書」発行を提案。厚労省側は「自治体に協力を求め、(指摘の)趣旨が実現できるようにする」と答えた。

また、子どもが医療機関を受診する際に持参する「受診券」について、子ども本人の戸籍上の氏名だけでなく里親の姓も記載することなどを求めたのに対し、厚労省側は「戸籍上の氏名と併記できるようにし、医療機関などで子どもが配慮されるよう徹底する」と答えた。

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