eTPPで日本の貿易有利
- 2016.11.07
- エンターテイメント/メディア
公明新聞:2016年11月6日(日)付
豊洲移転 関係者に見通し早く
BS番組で山口代表
公明党の山口那津男代表は、5日放送のBS朝日のテレビ番組「激論!クロスファイア」に出演し、国会で審議中の環太平洋連携協定(TPP)に関して、「関税が基本的に少なくなることで、日本の貿易が有利になる部分が圧倒的に多い。競争力の強いところを伸ばし、(農業など)弱いところは育てる。そういう政策を推進したい」と強調した。
また、米大統領選の2候補が共にTPPに反対していることに対して、「言い出しっぺの米国が自ら覆すことは、世界の信用を落とす。それぞれの国にメリットがあるのだから、日本が早期に国会で承認することで方向性が固まり、(交渉の)見直しや蒸し返しはできなくなる」と指摘した。
東京・築地市場(中央区)の豊洲(江東区)移転問題に関しては、食の安全確保が最優先課題との認識を示した上で、「豊洲に移って仕事を続けようとしていた関係者の予定を狂わせてしまった。新しい予定が立つようにすることが一番大事だ」と力説した。
一方、南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に今後派遣される予定の自衛隊に、平和安全法制に基づく新任務付与として政府内で検討されている「駆け付け警護」については、「PKOに参加している(他国の)軍隊を武器を使って守ることではない。文民が心細い時、自衛隊の道路補修の(施設)部隊に助けてほしいという(要請があった)時に補助的にやるものだ」と述べた。