e「世界の走り」に大声援

  • 2016.11.17
  • 情勢/国際

公明新聞:2016年11月17日(木)付



第25回記念大会、13万人の観衆
宇都宮市で自転車ジャパンカップ
五輪金メダリストらも出場



宇都宮市で10月21~23日の3日間にわたり、アジア最高峰の自転車競技大会「2016ジャパンカップサイクルロードレース」(同市主催)が開催され、世界トップクラスのレースを一目見ようと全国から約13万5000人の観衆が詰め掛けた。同市で毎年開かれ、記念すべき25回目を迎えた今大会には、"自転車の街づくり"を一貫して推進してきた公明党の山口恒夫、野澤和一の両栃木県議と市議会公明党議員会(金沢力会長)のメンバーも応援に駆け付けた。

今大会で最も注目を集めたのは"世界最速の男たち"が目抜き通りを舞台に熱戦を繰り広げるクリテリウム(22日に開催)。世界17カ国・地域から17チーム、85人の強者が出場した。

昨年までは1.55キロの道のりを20周する周回コースだったが、記念大会となる今年は直線距離が延長され、2.25キロを15周するコースになった。その分、トップスピードが増し、一段と迫力のあるレースに。

自転車ファンの息子と一緒に横浜市から来たという女性は「目の前を走り抜ける選手たちの風圧がすごかった」と驚いていた。

ジャパンカップが大会としての産声を上げたのは1992年。90年に宇都宮市で開催された「世界選手権自転車競技大会」のメモリアルレースとして創設され、以来、回を重ねるごとに知名度を上げ、今回のクリテリウムの観客数は過去最高の約5万人に上った。

「24年前からレースを見守ってきた」と話す市内に住む60歳代の男性は、今大会が"ラストラン"となるスイスのファビアン・カンチェラーラ選手(リオ五輪・金メダリスト)に熱い視線を向けていた。

同市は、通勤や通学に自転車を利用する人の割合が全国平均と比べて高いことや、国際的なサイクルロードレースの開催地であることを踏まえ、2003年に「自転車利用・活用基本計画」を策定。10年には、交通手段としての利便性と、街の魅力の向上を基本方針とした「自転車のまち推進計画」を定め、交通施策と街づくりの柱の一つに自転車を位置付けた。


公明、自転車の街づくりに尽力

市議会公明党議員会はこれまで、山口県議らと連携して市道や県道に自転車専用レーンを整備。自転車利用の安全対策の一環として、小学4年生を対象にした「子ども自転車免許事業」なども実現し、国際レースの開催都市にふさわしい自転車の街づくりに尽力してきた。

レースを観戦した金沢市議は「24年を経て、ジャパンカップは宇都宮のシンボルになった。今後も自転車マナーの向上などを通して、大会の後方支援に取り組みたい」と語っていた。

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