e消費税率10%、19年10月
- 2016.11.21
- 生活/生活情報
公明新聞:2016年11月19日(土)付
延期法成立
軽減税率も同時に実施
消費税率引き上げを延期する法律が18日の参院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した。これにより、税率10%への引き上げは、2017年4月から19年10月に延期される。
この法律は、消費税率10%への引き上げを2年半延期するほか、酒類・外食を除く飲食料品と新聞に適用する軽減税率の実施も、同時に2年半延期する内容。また、自動車の購入時にかかる自動車取得税の廃止も同様に延期する。
消費税率10%への引き上げをめぐっては今年6月、安倍晋三首相が延期を表明した。安倍政権下での延期は15年10月の引き上げ予定を17年4月にしたのに続き、2度目となる。
一方、外国人が介護福祉士として就労することを全面的に解禁するとともに、介護現場に外国人の技能実習生を受け入れることも可能にする関連2法も、同日の参院本会議で、与党と民進党などの賛成多数で可決され、成立した。1年以内に施行される。
この中では、外国人技能実習の期間について、全職種で現行の「最長3年」から「最長5年」に延長。不当な待遇を防止するため新たな監視機関を設ける。