e地下水位と地盤は安定

  • 2016.11.21
  • 生活/生活情報

公明新聞:2016年11月21日(月)付



福岡市で石井国交相
道路陥没の復旧状況視察



石井啓一国土交通相(公明党)は20日、福岡市博多区のJR博多駅前で今月8日に発生した、大規模な道路陥没事故の現場を訪れ、15日までに仮復旧を終え、通行が再開した道路の状況などを視察した。吉田宣弘衆院議員も同行した。

石井国交相は、高島宗一郎・福岡市長や市の担当者から、復旧作業の概要について話を聞き、今後の対応について意見を交換。その後、埋め戻された路面の状況を見て回った。

高島市長は、迅速な復旧の背景として、関係企業が協力し、同時進行で作業を続けてきたことを説明。その上で、国交省が設置する第三者委員会での徹底した原因究明を要請した。

その後、石井国交相は、陥没事故の原因となった福岡市の地下鉄七隈線延伸工事の現場を訪れ、トンネル工事の土砂搬出や機材を搬入する立て坑を視察した。

立て坑内には現在、深さ約4メートルの地下水がたまっているが、トンネルからにじみ出る地下水の量は事故前と変わっておらず、水位も保たれている。

水位とともに地盤が安定している状況を聞いた石井国交相は、視察後、「事故原因の究明と再発防止策の検討を、福岡市に全面的に協力しながら進めていく」と語った。

今回の道路陥没事故では、わずか1週間で穴が埋め戻され、水道やガスなどのライフラインが修復したことから、海外メディアで復旧の早さに対する驚きの声が相次いだ。

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