e養護施設出身者、配慮を
- 2016.11.28
- 生活/子育ての補助金・助成金
公明新聞:2016年11月26日(土)付
富田氏
給付型奨学金の制度設計で
25日の衆院文部科学委員会で公明党の富田茂之氏は、政府・与党で創設方針を決めている給付型奨学金の制度設計に関して、児童養護施設出身者などを対象に、給付額などで「特段に配慮した支援を行うべき」と訴えた。
児童養護施設などで暮らす子どもたちは、高校卒業と同時に退所を余儀なくされている。富田氏は、親などからの支援も乏しい中、自立と進学という二重の苦労を抱えるケースが多い点を強調。こうした学生に対する支援こそ「(政府の)『1億総活躍社会』の趣旨にも合い、国民の納得を得られる」と指摘し、特段の配慮を求めた。松野博一文科相は「意見を十分踏まえ検討を進める」と応じた。
また、富田氏は来年度以降に入学する低所得世帯の学生を対象に、無利子奨学金の成績要件が実質的に撤廃され、来年度分の追加募集が開始されていることについて、一層の周知徹底を図るよう求めた。